「字幕改善連絡室」 このサイトについて/これまでの活動内容/字幕改善マニュアル/FAQ
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良質な洋画字幕を求めてスタートした、字幕問題オンリーの字幕検証・情報交換・作業場サイトです。
劇場公開中・DVD/VHS問わず、洋画字幕全般に関して、
誤訳ではないかという字幕の報告
それを検証する資料や意見
字幕改善運動への情報提供や提案
を連絡室の中で行っています。
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ここは、映画を愛する人々の自発的な活動によって成り立っている個人サイトです。>>「連絡室」行動の前提
私たちはクレーマーではありません。好きな映画を、ふさわしい字幕で観たいと思っている一般観客です。>>FAQ
開かれた場所で、客観的・冷静に判断していくため、それぞれのご興味や危機意識で、主体的にご参加ください。特にその作品のファンの方や、背景となる文化等に詳しい方、ご発言歓迎します。>>連絡室の使い方
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あまりにもFAQですが、延々と各所で繰り返されているので、こちらに書いておきます。
『字幕には字数制限があるから、とっても難しい。全部は訳せなくて当然では?』
→字数制限のことは承知しています。限られた字数で訳出するためには、要約が必要になるでしょう。前後の文脈を踏まえ、適切に要約されることを求めています。私たちは、字幕抗議が実現不可能な要求とならないよう、字数制限を考慮した代案を常に考え、この代案への賛同署名を添えて、配給会社・DVD発売元へ提出してきました。
例1 You are not yourself! (劇場字幕)嘘をつくな!(不適切な理由) →(DVDで修正)正気に戻って!『ロード・オブ・ザ・リング』
例2 We left none alive. (劇場字幕)皆殺した(不適切な理由) →(□DVDで修正)分からない 『ロード・オブ・ザ・リング2』
要約の問題ではなく、明らかな誤訳もあります。
『キングダム・オブ・ヘブン』より一例
Guy:
【英語台詞】I'd prefer not to be hanged before my wife is queen.
【劇場字幕】妻を女王にして死にたい
代案 --- ギー: 妻の即位前に 処刑は困る(字数比較:±0)
【DVD字幕】妻が即位する前に処刑はごめんだ
Reynald:
【英語台詞】Don't worry. "Who but Reynald", they'll say.
【劇場字幕】俺だよ 次の王はな
代案 --- ルノー: 犯人は俺になるさ (±0)
【DVD字幕】心配ない 俺の仕業になる
他多数…
「翻訳には必ず誤訳がつきもの、だからそれを減らすため複数のスタッフが努力する。これを字幕翻訳でも実行してほしい」──これが、私たちの主張の根幹です。文芸翻訳・実務翻訳においては間違いの発見訂正は作業過程の一部であり、監修やチェッカーの必要性も当然のことなのに、配給会社に耳を傾けてもらうためには、署名のみならず海外の監督を動かすことまでが必要でした。そして今なお、業界の方々が「誤訳」の存在をタブーとして「原作マニアの言いがかり」という"伝説"にしがみついておられるように見えるのは悲しいことです。
『字幕は時間のない中で作るから、荒い仕事はしかたない』
→そう言ったら、プロの仕事でなくなります。厳しい納期のほかに、映画公開前に情報が漏れるのを防ぐため、資料持ち出し不可・しゃべっている俳優以外は隠されるなどの場合もあり、厳しい状況下であることも承知しています。しかし、こうした事情があるからといって、不良品の字幕を消費者につかませてしまうのは、メーカーとしていかがなものでしょうか。しかも、「時間がない」という、その公開日は配給会社が自分の都合で決めたことです。
また、字幕翻訳がこのように非常に難しい仕事ならば、配給会社は、一人に字幕を依頼し、納品された出来上がりの確認もしない任せっきりを見直し、複数の目でチェックする監修を、少なくとも最低限のプロ校正はつけるシステムを確立してください。(とはいえ、監修・校正以前の、元原稿がだめだとどうしたってという話はありますが。)
監修があれば防げただろう誤訳例: (誤)射石砲を押せ! 『キングダム・オブ・ヘブン』→
DVDで修正 投石器を押せ!
校正があれば防げただろう誤訳例: □(誤)北極大陸 (正)雪原(※地球上に北極大陸という大陸は存在しません!)『ナショナル・トレジャー』→DVDで修正
他多数…
『○○さんのほかに頼める翻訳者がいないので』
→映像翻訳の専門教育機関もあり、字幕翻訳を志す新人が次々巣立っています。発注元の配給会社は、有名だから、第一人者だ(った)から、○○氏の弟子だから、俳優や監督と友達だから、という理由で採否を決めず、各時点で翻訳能力をきちんと量っていただきたい。
『字幕に文句をつけているのは、一部の熱心なファン(脳内変換:熱狂的マニア)だけ』
→英語の聞き取りができる人が各世代に確実に増えていますし、またDVDが出れば誰でも英語字幕と日本語字幕を比較して見ることが可能です。そうした現代の映画観客の字幕への要望の時代変化を感じます。字幕改善運動は着実に広がっています。『ロード・オブ・ザ・リング』で、のべ4000名の署名、『オペラ座の怪人』で2週間で500名を超える署名を、「一部の熱狂的マニアにすぎない」と見なすか「氷山の一角」と見なすか。中学生で問題に気づいている人もいます。字幕問題に気づいた多くの人は、怒りや悲しみを抱いたり、呆れます。>>『オペラ座の怪人』劇場字幕のコメント例を読む
字幕が良質であるかどうかは、今や、映画を観るか観ないか、DVDを買うか買わないかの消費行動を決定する判断材料の一つとなっています。
…《字幕の常識は翻訳の非常識》
“「字幕翻訳は出版翻訳とは違う」その認識を改めていただく時期がとっくに来ています。
字数制限のことではありません。映画館でしか読まれず瞬時に消えるだけであった字幕は、今や個人の手元にずっと残り、しかも出版物と違って即刻その場で英語原文と比較できるようになりました。翻訳の質としては最も厳しい目での検証にさらされる対象となったのです。
同時に、映画を配給するという仕事は、木戸銭(入場料)を払わせれば勝ち、そこで終わり、の見世物興行的性格から、「翻訳小説の出版」により近いものへと根本的に変わりました。DVDは今や、読書家が愛蔵する名著と同様、その作品を愛する者が一生大切にし、幾度も繰り返し味わうものとなっているのです。”『オペラ座の怪人』DVD字幕抗議の際のコメント(ハーブ)より
『あなたは、ケチをつけるのが趣味のクレーマーですか?』
→映画を楽しみたいだけです。それだけのことが、現在困難な状況です。一消費者が、劇場でお金を払って、誤訳・不適切訳だらけの字幕付映画を見ます。その映画が好きなら、DVD/VHSを購入して、手元に置いておきたいと思います。しかし欠陥商品は買いたくありません。出版社相手ならば、誤訳指摘には読者ハガキ一枚を出せばすみ、「次の版には直します」とお礼と共に返ってくるところを、この映画に誤訳があった、DVD/VHSでは直してほしい、と単に伝えるためだけに、個人の手紙だけでは無視されるので、なんと署名活動が要るという現状です。
…“字幕改善連絡室は、配給会社/DVD制作会社に対し、不適切字幕の修正や監修を入れることを要求していますが、嘆願書の書面は言葉遣いは丁寧に、論拠を挙げて説得的な主張内容で書いており、正当な理由もなく不満をぶつけるだけの「圧力団体やクレーマー」とは一線を画しています。最近の事例として、『キングダム・オブ・ヘブン』に関する劇場字幕の修正要望の手紙□No262(2005年7月21日発送)、DVDでの修正結果に対する御礼の手紙□No726(2005年11月16日発送)をお読みいただければ、私たちの活動の実態をご理解いただけると思います。
私たちは、個別に配給会社に手紙を送っても全く聞き入れられず、返事さえもらえない事態が繰り返されたからこそ、結束し、数を頼んだ署名運動を始めるようになったのです。署名活動は昔から消費者が意見表明するための合法的かつ効果的な手段とされており、その手法自体が非難される謂われはありません。
また、署名の数さえ集めれば、どんな理不尽な要求も通るというものでないことは当然です。最近の字幕修正事例では、署名の数もさることながら、私たちの主張内容の正しさゆえに、配給会社/DVD制作会社としても無視し切れなくなったものと理解しております。”[□連絡室No782(白い都さん書き込み)より引用]
…“また、映画マーケティング的に考えても、「これだけの数の人たちが、似たような意見(=字幕のここでつまずき作品を誤解したが、字幕がよくなったらDVDを買って友達にも勧めたい)を持っている」というのは、わかりやすく、考慮してもよい意見と考えられるでしょう。字幕をよくすることで、映画会社は売上を増やし、観客は楽しく映画を鑑賞する。両者の利害はけして対立するものではありません。”[□連絡室No785(ゴン書き込み)より引用]
『ネットでの意見は匿名で無責任』
→ “連絡室での活動をご覧になっている方々にはお分かりのことですが、こちらから署名等を送付する際には、すべて本名で行っています。あくまで、ネット上はハンドルネームを使っているだけであって、現実に行動する時は住所も氏名も相手には明らかにしています。したがって、配給会社なり戸田氏がこちらに対して抗議などの手段をとることも可能です(場合によっては告訴することも可能)。
今の所そういう対抗措置を相手方に取られたことはありませんが、それは(いささか手前ミソですが)こちらの態度と申し出が相手方にとって変に問題にならないようにこちらが身を慎んでいるからでしょう(個人への誹謗中傷は徹底的に排除してきました)。”[□連絡室No787(さんちゃんさん書き込み)より引用]
『一連の字幕改善運動の盛り上がりを、管理人としてどう感じているか?』
『ファンの声に対する、配給会社・メーカー側の反応に対してどう思いますか?』
『戸田氏も述べている「字幕に完全はない」といった趣旨の発言に対してどう思いますか?』
『理想的な映画字幕とはなんですか?』
→ [□週刊朝日取材質問への回答/2005/07]
『映画字幕はどんなプロセスで作られるの?』
→ 推測する字幕製作システムというのは以下のようなものです。
ハリウッド大作の字幕はほとんどアメリカで作業されているようです。その場合は
1)注釈付きの台本※+大部分を隠した映像※※が本国から送られてくる
※注釈付き台本
台詞の意味や物語の背景等の説明がついているようです
※※大部分を隠した映像
役者の顔だけ切り抜かれて、後は真っ黒・・・というような代物らしい。
2)字幕翻訳家はそれを見て「箱わり」をする
台詞を順番に番号を付けて、それぞれの台詞が何秒で話されているのかを確認し、ひとつの台詞に対する日本語の字数を決める
(この際に1秒=4文字という制限がある)
3)その字数に沿って翻訳をする
4)でき上がった日本語字幕原稿を配給会社を通じて、アメリカの会社へ送付する
5)アメリカの会社でその原稿をフィルムに焼き付け
6)でき上がったフィルムを日本に配送
7)配給会社から各映画館へフィルム発送→公開
[さんちゃんさんまとめによる]
『これまでにどんな字幕改善運動があったの?』
→ 当連絡室が関わった字幕改善は、資料棚にまとめてありますので、お読みください。なおこれまでに字幕問題を取り上げたマスコミ記事リストは□こちら
このページの管理人はゴンドール国民(ゴン)です。連絡先はchagu2@hotmail.スパム退散comです。このサイトは2002年5月からスタートしました。至らないところは多いですが、「場所提供」を、最大の仕事と考えてお許しください。
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2007/06/09/最終更新byゴン
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